2013年の6月上旬にインドのデリー、アグラ、ジャイプルに行きました。3箇所を3日間でめぐり主要な観光地は網羅しました。まず時期的なことを言うと、6月は乾季の最後の時期になりますので、一番気温が高い時期でした。私が滞在した日でも40度以上は当たり前にありました。
なので、暑さ対策、熱中症対策は必須です。女性は薄手のショールやスカーフは顔の周りに巻きますと、日差しを避けてくれるのでそれだけで随分すごしやすかったので、一枚は持っていくのがおすすめです。風通しが良いものがいいです。
厚手だと逆に自分の熱もこもって暑さが増してしまいます。あとは、濡らして首に巻くタイプの熱中症対策グッズ。これは外にいる時というよりは、屋内に入ってからあどぉ急速に冷やすのに役に立ちました。
暑い土地柄か、屋内の冷房の効き方は凄まじく、20度以下に設定されているところがほとんどでした。屋内と、屋外の気温差も思った以上に体力を消耗しました。なるべくなら気候的に暑すぎない時期を選んだほうが良いと思います。
何よりも、気をつけなくてはならないのが、水。必ずと言っていいほど、お腹を壊します。おそらくは水質の違いです。海外の他の国よりも気を付ける必要があります。シャワーなどで口から入ったりしないように注意したり、歯磨きもミネラルウォーターを使いました。
また、ラッシーなどの飲み物は氷なしで飲むことをおすすめします。私は氷入りのラッシーでお腹を壊してしまいました。ホテルによっては「ボイルドウォーター」と書いてある蛇口や、朝食の会場などにもお湯のサーバーがあることもあります。
ですが、これも、きちんと沸騰させてないことが多く、中途半端に温めただけのお湯だと殺菌されていないので危険です。チャイなどは煮出さないと作れないので、熱々で出てきますので安心です。現地で飲むチャイは美味しかったので一度は味わってみるのもオススメです。
万が一、体調を壊したら、帰国した時にそのまますぐに検疫や空港にあるクリニックを受診するのもオススメです。ただの腹下しだったとしても、そのままにしてると2週間以上も長引くことがあります。早めの対処があるとその後何か異変があっても気づきやすいです。
全体として、短い期間でツアーだったので、インドのディープさをどっぷり感じるところまではあまり行きませんでしたが、それでも、アンベール城やその他観光地では、お土産の売り子さんたちのしつこいことと、パワフルなことがかなりカルチャーショックでした。
かなり金額を吹っかけてきますが、払えない金額ではありません。しかし、あちらの文化としては値切ることが当たり前の文化。日本人が盛られた金額をそのままで買い物してしまうと、あちらの物価が上がってしまい良くないといいますので、必ず値切りましょう。
強気に行くのがコツです。まずは半額ほどを提示して、それほど欲しくないものはそこまで下がらなければいらないといって速やかにその場を去りましょう。
観光が重要な収入源の国ですのである程度お金を落としてくることも大切ですが、キリがなくなってしまいます。あれよあれよと取り囲まれてしまい身動きがとれなくなりますので、十分注意してください。それから、トイレもトイレの仕事をするカーストの方がいます。
チップが必須です。少額のお金を用意しておく必要があります。治安がまだまだ悪いので、特に女性が夜一人で歩くのはお勧めできません。
旅行会社のツアーであれば、一人で歩くことはないですし、ホテルもそこそこ綺麗なところに泊まれるので、初めてで不安が多い方はツアーを利用されるといいかもしれません。ツアーの場合は日本語ガイドが現地で付くことが多いです。
ただ、日本語がとても上手というのではないことが多いので、通常の日本語ペラペラの外国人ガイドさんを期待しないほうがいいでしょう。印象深かった観光地としては、タージマハル、アンベール城、ピンクシティと、隣のジャンタルマンタルですね。
アンベール城はもしチャンスがあれば、ゾウのタクシーに乗ってみるのが楽しいです。古いもの、遺跡の数々は規模が大きく、歴史も古いので見ごたえがあります。いろんな意味で世界の広さ、自分の価値観をひっくり返される事も多く、刺激的な旅ができると思います。