5台の山車を海に引き下ろす、愛知県半田の亀崎潮干祭

毎年の恒例行事ですが、私の実家は愛知県半田市亀崎と言う町です。5月3、4日(雨天の場合は5日)に亀崎潮干祭が開催されます。

5組5台の山車、東組「宮本車」、石橋組「青龍車」、中切組「力神車」、田中組「神楽車」、西組「花王車」が半田亀崎地区、神前(かみさき)神社、尾張三社、海沿いにある海浜緑地の海へ引き下ろします。

山車の豪華さと迫力は、昔から見ていても素晴らしいです。

亀崎町街中では沢山の出店が出ているため食べ歩いたり、近年ではJR亀崎駅前でパンフレットを配ったり、祭の神前神社への道中には総合案内所も出来ました。

それだけ地方から来るお客さんが増えたんだなぁと実感してます。

祭へ行く道中、海沿いの道路は山車の動く時間に合わせて規制されるため一時的に渋滞を引き起こします。祭期間は海沿いは混雑するので違う道を通った方が良いです。

海浜緑地の海への引き下ろしが終わると神前神社の前に5台の山車が並び、からくり人形が披露されます。

出店も沢山あり楽しいですが、総合案内所ではお土産も売るようになりました。

一番の人気は『串あさり』です。私は昔から普通に食べていた物ですが、この串あさりは機械での量産はできずに手作業なのです。

ネット販売もしているそうですが、お値段が意外に高くて驚いています。天ぷらにして食べると美味しいので機会があれば食べてみてほしいです。

この潮干祭は昔から女人禁制のお祭りなので、女性が参加したり組の法被を着る事も許されません。

この地区の人は親戚等が祭の為に来る事が多く、祭関係に出ていれば賄いもしたりするので、絶対に旅行には出かけられません。

大人になってから知った事ですが、組それぞれに入っている人たちは祖父、父、息子、孫と血縁で成り立っています。私の祖父は中切の力神車だったので兄が受け継ぎました。

自分たちが父、母になり子供で男の子が生まれたら組に入れて下さいと声もかかりましたが、全員女の子ですので入れる事はできませんでした。地方から来るお客さんはもちろんですが、こんな内輪の話もあるのです。

田舎な所ですが、半田市内だけで確か山車の台数は34台だと思いました。半田市内のお祭りのトリが亀崎の潮干祭です。高山祭みたいな立派な山車を見て頂きたいと思います。

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